山道!山道! Setouchi #06
五月三日は世間的には大型連休初日。今日は原付移動をお休みし、タカヲ氏の車で四国の内陸へと向かう。朝から目覚ましに銭湯、ちゃちゃっと済ませる。腹にうどんを満たす。釜玉に揚げ玉、葱をどちゃっと。うどんの麺には「かま」と「かけ」があり、茹でてから水をくぐらせてしゃきっと作りおきしてあるかけに対して、かまは注文してから茹でるので七分ほどかかる。茹で上がったアツアツのなかに生卵を割り入れるのが「釜玉」。これがうまいんだ。
途上、行列のできるうどん屋を見物に行く。一杯のうどんのために三百人が列を作っていた。
山を越え阿波の国に入り、有名な大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)に到着。ラフティングにトライしてみたかったが、集合時間が過ぎていた。なにか他におもしろいものをと観光マップを取り出すと、子泣きジジイの像があるらしい。が、なぜか見当たらず。逃げたのだろうか?
思い付きで黒沢湿原(くろぞしつげん)へ。とんでもない山道で、対向車が来ないか、路肩に落ちないか、ひやひやしながら上を目指す。上がりきったところに突然だだっ広い空間が広がる。陽光が降り注ぐ。日本にこんな落ち着ける場所があったのか。遊歩道をてくてく二十分ほど、アルファ波を存分に浴びる。水中にはおたまじゃくしがわんさか。こいつらがいずれこのカエルの合唱に参加するのだな。

暮れかかるなか、ふたたび湯。環の湯というこの温泉は、露天風呂はもちろん、内風呂からも雄大な自然を見渡せる。湯も温泉らしいつるつる感で大満足。
高松の手前で焼鳥屋へ。巨大なもも肉を五十分かけて炭火で焼く。一般的には若鶏だが、あえて親鶏を勧められた。なるほど、また違う食感なり。
九時頃家に帰り着くとばたんきゅう。夜中むっくり起きだして原付移動再開。タカヲ氏と高松に別れを告げ、24時間営業のフェリーで岡山県の宇野港へ。朝明けの鷲羽山を目指す。